ピロリロリン♪ あなたの目の前に、宝箱への道が開かれました。 その宝箱の名は「古物商許可」。手に入れれば、「せどり」や「お店の開業」という、新しいビジネスの世界が拓けます。
しかし、その道のりには、手強いモンスター(書類の山)や、巧妙なトラップ(法律のワナ)が待ち受けています。
さあ、あなたはこのクエストにどう挑みますか?
こんにちは!冒険の案内人、元「遊べる本屋」店長の行政書士、栗原です。僕が店長だった頃、山のように積まれたゲームの攻略本を眺めながら、いつも思っていました。「どんなに難しいゲームにも、必ず最短ルートや隠しコマンドがあるんだよな」と。
実は、行政手続きも全く同じなんです。
今回は、横浜の古物商許可申請というクエストをクリアするための「冒険の地図」として、自分で戦う「ソロプレイ」と、専門家を仲間にして進む「パーティプレイ」のどちらがあなたに合っているか、そのメリット・デメリットを徹底比較します!

【プレイスタイル診断】あなたはどっち?「ソロプレイ」vs「パーティプレイ」
まず、あなたのプレイスタイルを診断してみましょう。横浜の古物商許可申請という冒険には、大きく分けて2つの進め方があります。
ソロプレイスタイル:「勇者ひとり旅」編
これは、自分で情報収集し、書類を集め、警察署とやり取りするスタイルです。
メリット(得られる経験値):
- 依頼費用がかからない(その分、初期装備や仕入れにお金を回せる!)。
- 手続きの知識が、今後のビジネスのレベルアップに繋がる深い経験値となる。
- 自力でクリアした時の達成感は、まさに伝説級!
デメリット(失うHP・MP):
- 時間というHP(ヒットポイント)を大量に消費する。平日に何度も役所や警察署に通う必要があります。
- 情報収集という名のレベル上げが想像以上に大変。
- 思わぬトラップ(書類不備や要件の勘違い)で、「振り出しに戻る」という精神的ダメージ(MP消費)を受けるリスクがある。
パーティプレイスタイル:「賢者(行政書士)と冒険へ」編
これは、専門家である行政書士とパーティを組み、クエストを進めるスタイルです。
メリット(得られる特典):
- 圧倒的な時間短縮(まるでワープアイテム!)。
- 時間のかかるサブクエスト(書類作成や役所めぐり)は、すべて賢者が引き受けます。
- 隠しルート(警察署とのスムーズな連携)や、トラップの回避法を熟知しています。
- ボス(許可取得)を、ほぼ100%の確率で確実に倒せます。
デメリット(必要なコスト):
- 仲間を雇うための費用(報酬)がかかります。
- つまり、行政書士への**代行は“攻略本”**であり、同時にあなたの代わりに戦ってくれる頼もしい「仲間」でもあるのです。
「行政書士」という名の攻略本に書かれていること
では、その**代行は“攻略本”**と言われるものには、一体どんなすごい情報が書かれているのでしょうか。その中身を少しだけお見せします。
第1章:最強装備(必要書類)の入手場所マップ
「住民票は本籍地記載で!」「身分証明書は運転免許証じゃない!」といった、初心者が必ず間違えるポイントを網羅。どこで何を手に入れればいいか、最短ルートが示されています。
第2章:ダンジョン(警察署)の完全攻略法
横浜市内の警察署ごとのローカルルールや、担当者への効果的な説明の仕方(立ち回り方)まで解説。事前相談という名の「挨拶」がいかに重要か、その極意が書かれています。
第3章:隠しボス(欠格事由)の見分け方
自分では気づきにくい欠格事由という名の隠しボスに、うっかり遭遇してゲームオーバーにならないよう、事前にステータスを徹底チェックします。
第4章:裏ワザ・小ネタ集
「賃貸物件を営業所にする時の大家さんへの呪文(交渉術)」「せどりで複数の品目を申請する際のコツ」など、経験豊富なプレイヤーならではの知識が満載です。
▶ご参考:神奈川県警察 – 古物営業許可申請(クエストの公式ルールブックです)

【実践】横浜の古物商許可クエストの流れ
実際の申請プロセスを、RPGのイベント進行に沿って見ていきましょう。
クエスト進行 | ⚔️ 自分で戦う場合 | 🧙♂️ 仲間と進む場合 |
イベント① 冒険の拠点(営業所)を決める | 賃貸契約書や管理規約を自力で解読。大家さんとの交渉も一人で行う。 | 契約前に書類をリーガルチェック。交渉のポイントもアドバイス。 |
イベント② 仲間(管理者)を選ぶ | 誰が適任か、欠格事由に当たらないか、自分で調べる必要がある。 | 候補者が管理者の要件を満たすか、法的にチェック。 |
イベント③ ギルド(警察署)へ挨拶(事前相談) | 手探りの状態で訪問。何度も足を運ぶことになる可能性も。 | 要点をまとめた上で同行・代行。1〜2回の訪問で完了を目指す。 |
イベント④ 冒険の許可証(申請書)を提出 | 書類不備で「出直し」という名の強制送還を食らうリスクがある。 | ミスなく完璧な書類を提出。スムーズに受理される。 |
イベント⑤ 神々の審判(審査期間:約40日) | 「本当に大丈夫かな…」と不安な日々を過ごす。 | 「あとはお任せください」の一言で、安心して本業に集中できる。 |
イベント⑥ 伝説の武具(許可証)を入手! | 苦労の末、ついにゲット!大きな達成感! | 電話一本で「取れましたよ!」の報告。時間と安心をゲット! |
▶ご参考:e-Gov法令検索 – 古物営業法
▶ご参考:横浜市 – 区役所一覧
まとめ – あなたは、どんな冒険の旅に出ますか?
横浜の古物商許可申請というクエスト。 自分で戦う経験は、あなたのレベルを大きく上げる素晴らしい財産になります。一方で、仲間と進むことで得られるスピードと確実性は、ビジネスという長期戦を戦い抜くための賢い戦略です。
どちらのプレイスタイルも、間違いではありません。
しかし、もしあなたが「時間は有限の資源だ」「ビジネスのスタートダッシュでつまずきたくない」と考えるなら、「行政書士と冒険へ」出ることは、あなたのビジネスという壮大なゲームを、最も有利に進めるための有効な選択肢の一つです。
あなたの冒険のパーティに、経験豊富な賢者を加えてみませんか? 「自分のレベル(状況)で、このクエストはクリアできる?」 「どんな装備(書類)が必要?」 など、作戦会議のご相談はいつでも大歓迎です。あなたの旅が、横浜の地で伝説になるよう、全力でサポートさせていただきます。